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JAXX DA FISHWORKSがSHINICHI OSAWAとのコラボ曲をNight Bassからリリースしたのでインタビュ〜🎤

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こんにちはEDM Bananaです。(ブログでは)お久しぶりです🍌

Bananaがイベントなどでお世話になっているJAXX DA FISHWORKSさんがAC Slaterのレーベル「Night Bass」から新曲をリリースしたとのことなので、ちょっぴりインタビューしてみました! 今度の新曲はSHINICH OSAWA(大沢伸一)さんとのコラボだそうですよ。大沢伸一といえばMONDO GROSSOで有名ですね〜。

リリース情報

  • Title: 1995
  • Artist: JAXX DA FISHWORKS & SHINICHI OSAWA
  • Compilation Title: This is Night Bass Vol 7
  • Label: Night Bass Records
  • Release Date: 2018.9.28 (Digital Only)

このアルバムはコンピレーションで、JAXX DA FISHWORKS&MONDO GROSSO以外にもAC Slater、BIJOU、VOLAC、Taiki Nulightなどの曲も収録されています。

大沢さんとコラボすることになった経緯を教えてください

90年代にMassive Attackのようなトリップホップ系エレクトロニカ、James Lavelleが率いるレーベルMo' Waxのようなヒップホップから音楽にのめり込み始めた。その頃は「音楽といえばイギリスなんだろう。」と思い続けてた。ましてや日本率いるアジアに全く興味もなかったし、どんなアーティストがいるのか、探してみようとも思わなかった。 そんな中、1995年にリリースされた大沢伸一率いるMONDO GROSSOのセカンドアルバム “Born Free”に収録された “Jour Et Nuit”を聴いて驚いた。始めてMassive Attackを聴いた時みたいに。音楽ももちろん、でももしかしたらそれ以上に日本人だったということに一番驚いたんだと思う。

MONDO GROSSO - Jour Et Nuit

当時、他にもクラブジャズ系バンド、アーティストは多くいた。でも、そこまでの衝撃は受けなかった。確実に “Jour Et Nuit”が自分の中で日本の印象を変えた一曲。そして、MONDO GROSSOがその(自分の中の日本での)アーティストだと感じた。

それから23年経った今、その大沢伸一に自分から声をかけ、やっと実現した一つの共同楽曲が “1995”。タイトルの意味はその大切な “Jour Et Nuit”を聴いた年。「自分が夢を叶えた。」みたいに聞こえると困るので付け加えると、「23年前のあの日から、今日まで大沢伸一が存在していることが一番の衝撃。23年間トップにいることがどれだけ困難かは誰でも分かるはず。そういう意味を込めた “1995”。

どんな感じで作品作っていきましたか?

違うプログラムでの制作環境だったのでデータのやり取りからスタートしたが、徐々に一緒にスタジオに入っての作業が増え、何度も修正というか新しいものを探す作業が始まった。それが自分には新しかった。 器用に楽曲を完成させてリリースすることが多かったこれまでの自分とは違い、「この曲は!」という一曲に対する思いもあった。でも、それ以上に「大沢伸一の頭はどうなってるんだ?」という表現の毎日。正しいものや好まれるものではなく、「なんだこれは?」の衝撃をいつも探していた。最後には「これ以上やるとマズイ。」と思うほど(笑 好きな人が聴いてくれればそれが良い。

昨今のNight Bass, Dirty House, Solaレーベルなど最近のHouseの盛り上がりについて

音楽も流行を受けるものだから、何が良くて何が良くないじゃない。好みはもちろん自分にもある。だから流行はまた去っていくだろうね。でも、大切なのは流行じゃなく、自分が何をしたいか。どうありたいか。次のジャンルの波が来て、それに乗っかるのも良し、好きなジャンルにしがみついて離れないのも良し。最後に蓋を開けた時に自分自信が満足していればそれが大切。 それを大前提に話すとその「盛り上がり」という言葉に一致するのは一つの事例だけな気がする。それはハウスは常に今までもあって、ハウスプロデューサーはずっとハウスをやってきたから。でも、自分のいう事例というのはChris LakeがEDC Las Vegasの大トリを務めたこと。これまでのEDCや大型フェスからはなかなか想像できなかった。それはハウスがどうとか、EDMがどうとかではなく、ハウスという音楽ジャンルの持つ特性だと思う。暗いナイトクラブ、お酒を楽しむ、身体を横に揺らすなど。フェスの大トリに要求されてきたものはおそらくLIVEバンドのような完全なる縦ノリで、持っていたはずのドリンクがどこかに行ってしまうような盛り上がりを楽しむ時間だろう。その時間を彼が持って行ったことを挙げるなら、「ハウスの盛り上がり」だろうね。

今後Night Bass周りで日本で何かする可能性はありますか?

まずは自分(JAXX DA FISHWORKS)のアメリカツアーでNight Bassのイベントに出演予定(10月)。また日本でも年末にかけて関連するアーティストの来日も予定している。

最後に

いかがでしたでしょうか?JAXXさんの「大切なのは流行じゃなく、自分が何をしたいか。どうありたいか。次のジャンルの波が来て、それに乗っかるのも良し、好きなジャンルにしがみついて離れないのも良し。」というコメントは重みがありますね。JAXXさんと大沢伸一さんとのコラボは🍌も意外でしたが、かっこいい仕上がりになってますね!そして、年末のNight Bass関連の来日も楽しみです。それではまた〜。